シリーズ「能登と」牛嶋均 さわひらき ともにある風景

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シリーズ「能登と」牛嶋均 さわひらき ともにある風景

金沢21世紀美術館で開かれる、能登をめぐる展示。2026年9月8日から2027年4月18日まで、地震で被災した屋外彫刻の再構成と、珠洲を題材にした映像インスタレーションを無料で公開します。

金沢21世紀美術館で、シリーズ「能登と」の「牛嶋均 さわひらき ともにある風景」が開かれています。会期は2026年9月8日(火)から2027年4月18日(日)まで、観覧は無料です。

金沢21世紀美術館は、令和6年能登半島地震のあとも、アートを通じた復興支援の取り組みを続けてきました。この展示はその流れにあるもので、奥能登国際芸術祭に出品した2人の作家を紹介します。

見どころ

牛嶋均が出すのは、地震で壊れた自分の作品です。

奥能登国際芸術祭2023に出品された《松雲海風艀雲(まつ くも うみ かぜ はしけぐも)》は、階段のついたオレンジ色の柱と、雲や船を思わせる緑色の構造物でできていて、登って遊べる作品でした。それが能登半島地震の地滑りで崩落し、解体が決まりました。

作家はそれを引き取り、美術館へ運んで、芸術祭のときとは違うかたちに組み直します。作家自身の言葉が公式サイトに載っています——被災地の現状を考えれば解体の判断はやむを得ないとしたうえで、「地震による地滑りで崩落しながらなお姿を保ち続けた作品が、そのまま廃棄されてしまうことを思うと、どうしても見過ごすことができなかった」。

さわひらきは、映像インスタレーションの新作です。祖父母や父が奥能登で暮らし、作家自身も関わりを続けてきた珠洲でのリサーチと、地域の人々との対話が起点になっています。土地と人の結びつきや、そこに流れる固有の時間感覚から、ひとつの物語を紡ぐ試みです。

壊れたものをどうするかと、残っているものをどう受け取るか。2人の向き合い方は違いますが、どちらも場所と人を結び直そうとしています。

開催スケジュール

会期は2026年9月8日から2027年4月18日まで、7か月を超える長期の展示です。

開館時間は10:00から18:00まで、金曜と土曜は20:00まで開いています。

休館日は月曜日ですが、祝日などで前後することがあります。2026年10月26日(月)は臨時開館、翌27日(火)が臨時休館という日もあります。年末年始は12月29日から1月1日まで完全閉館です。上の休館日の一覧は、美術館が公開している休館日の表から取りました。

会期が長いので、慌てて行く必要はありません。ただし、金沢21世紀美術館は2027年5月から長期休館に入る予定です。この展示の最終日(4月18日)は、その直前にあたります。

アクセス

金沢市広坂、兼六園のそばです。

JR金沢駅バスターミナル兼六園口(東口)の3番・8番乗り場からバスで約10分、「広坂・21世紀美術館」で降りればすぐです。8〜11番乗り場からのバスで「香林坊(アトリオ前)」に降りた場合は、徒歩約5分。

土日祝は金沢ショッピングバス(東口7番乗り場から約20分)も使えます。

訪れる前に

この展示は無料です。会場は長期インスタレーションルームとプロジェクト工房で、有料の展覧会ゾーンとは別になります。

同じ美術館では、有料の展覧会も並行して開かれています。2026年10月31日からは「今日から明日へ 作品を継承すること」が始まります。2027年5月からの長期休館を前に、作品を未来へ継承することの意味を問い直すという企画で、この「ともにある風景」と続けて見ると、重なるものがあるはずです。

会期は長いですが、冬の金沢は雪になります。無料で入れる展示なので、天気のよい日に別の目的で近くへ寄ったとき、ついでに立ち寄る——そういう使い方が向いています。

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